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葛を使った涼菓

暑い日が続いていますが夏バテなどしていませんか?

カレンダーを見ると、すでに土用に入っておりました。土用とは主に立秋の直前の18日間の期間をいい、大体7月20日頃から8月6日頃が一年で最も暑いと言われております。

 

世間では、土用丑の日に鰻を食べてスタミナをつけ、暑い日を乗り切ろう!などで知られていることだと思います。

鰻も良いですが、夏に食べたい涼しげで、体にも良い“葛桜”という和菓子をご紹介いたします。

 

葛粉を水と砂糖を加え火にかけて煉ります。丸めておいた餡玉(こしあん)を葛生地で包み、蒸気で蒸し、冷めたら桜の葉で包み、冷やして食べます。

 

暑いとどうしても冷たいものばかり口にして、内臓が冷えて体調が悪くなりがちです。葛は葛根湯などで知られているように体を内部から温める効果があります。栄養豊富なあんこと葛の組み合わせは理にかなっているのです。

見た目も涼しげで夏におススメの和菓子です。