先日友人から某和菓子店の最中(もなか)が美味しかったとの報告がありました。
最中とは和菓子の種類の1つで、餅から作った皮であんこを包んだものです。
砂糖の量以外に甘さの感じ方について個人的ですが、あんこの口溶けやあんこの固さなども関係があるような気がします。
口溶けがいいあんこは口の中で甘さがすぐに消え、柔らかいあんこは噛む回数が減る為、唾液に砂糖が溶ける量が少ないので甘さが軽いのだと考えています。
最中に入っているあんこの多くは砂糖の配糖率が高いので粘りが強く、糖度が高いのが一般的です。
皮にあんこの湿気が移りにくいよう、水分含有量を下げるのに砂糖がその役目を果たしています。
友人が食べた最中のあんこはつぶあんで噛む回数も多かったはずなので甘いと思うのですが、彼は甘過ぎず美味しかったと言っていました。
糖度が高いから甘いということではないので、きっとその最中は、使われている材料や製法がとてもよいものだと思われます。
まさに職人の技ですね。
あんこ作りは単純だけど奥が深いとはこのようなことです。
そのようなあんこを作れよう努めていきたいと思います。
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